ぼく、おおきくなるからね!
発行日:2014年3月31日
発行所:鈴木出版
画:渡辺 有一
幼稚園でも家族の中でも一番小さいぼく。大きくなりたいというぼくの願いと、それをあたたかく包み込むおかあさんの思い。たのしい想像力がどこまでも広がります。
Amazonで購入おはなみ
発行日:2014年2月28日
発行所:あかね書房
画:まるやま あやこ
大きなサクラの木があるさくら公園では、お花見をする人がたくさんいます。日曜日の朝、ハルトは花見のゴミをかたづけているミキとおばあちゃんに会います。「どうして人の出したゴミをかたづけるの?」と不思議がるハルトに、おばあさんは、「人がサクラを見ているだけじゃなく、サクラも人を見ていると思うの」と答えます。
おばあちゃんのこの言葉は、人間だけではなくサクラの花の視点でも考えることができる豊かな感性によるものです。
そして、こうしたおばあちゃんの感性は、ミキとハルトに、そして、ふたりの子どもへと受け継がれていきます。
この作品では、私もおばあちゃんと同じようにサクラの花の視点で、そしておばあちゃんの視点で、すてきな約束をしたミキとハルトの幸せを願いながら筆をすすめました。
2014年
「全国学校図書館協議会選定図書」
「日本図書館協会選定図書」
「名古屋市選定児童図書」
あのな、これはひみつやで!
発行日:2013年9月11日
発行所:偕成社
画:かめざわ ゆうや
「あのな、これは ひみつやで!」からはじまった幼稚園でのないしょ話が、あっという間にお友だちのあいだをかけめぐります。やがて、ないしょ話が、びっくりするような内容になっていて、幼稚園じゅうは大さわぎに!!
Amazonで購入へなちょこ
発行日:2013年2月14日
発行所:学研マーケティング
画:ふるしょうようこ
ともちゃんは運動が得意。ただし,なわとびだけは苦手。「できない」と言えずに,つい強がって…。自分の弱さと向き合い,前に進む姿を描く物語。自己肯定感を育てる絵本『ええところ』の姉妹編。
Amazonで購入メガネをかけたら
発行日:2012年10月1日
発行所:小学館
画:たるいし まこ
メガネをかけたら世界が変わる。
メガネをかけなくてはならなくなった女の子が主人公です。クラスには,メガネをかけている子なんて一人もいないので,どうしてもメガネをかけたくありません。「頭が良くなるならかけるわ」とか,「宇宙まで見えるならかけるわ」とか,難癖をつけます。朝会のある日,やっとメガネをかけて学校に行ってみると……。
はじめてメガネをかける子どもの不安を描く物語です。
2013年
「第59回青少年読書感想文全国コンクール 課題図書」(社団法人全国学校図書館協議会)
2014年
「第23回けんぶち絵本の里大賞 『びばからす賞』」受賞
泥かぶら
発行日:2012年9月9日
発行所:瑞雲舎
画:伊藤 秀男
『あたいなんか,ひとりぼっちのほうがずっとすきだ。せいせいすらあ!』
いつの時代のことでしょうか。
みにくいから,きたないからと,「泥かぶら」と呼ばれ,ひどい仕打ちを受けている女の子がいました。
強い心をもち,人の身になって生きること。
人が生きるうえで一番大切なことを,初演以来60年,劇団新制作座によって日本中の子ども達に伝えてきた感動の舞台劇の絵本化です。
メロディ
発行日:2012年3月10日
発行所:ヤマハミュージックメディア
母から子へ伝えたい。ピアノを愛する人すべてに贈る物語。
(だれが ひいてくれるのかしら)
くるひも くるひも まちつづける ピアノの まえに,あるひ ちいさな おんなのこが あらわれました。
「このピアノが きにいったかな?」 「この ピアノも わたしのことが だいすきみたい!!」
おんなのこは ピアノに 『メロディ』と なまえを つけました。
(わたしは せかいで いちだいだけの なまえの ある ピアノ)
メロディは,うれしくて たまりませんでした。
うれしいことが あったとき かなしいことが あったとき おんなのこは,いつも メロディを ひきました。
でも,おんなのこが ちゅうがくせいになり,
こうこうせいになると,メロディとすごすじかんが だんだんと すくなくなり…
この絵本を,世界中のピアノと,ピアノを愛する すべての人に贈ります。
Amazonで購入はるですよ (キンダーメルヘン3月号)
発行日:2012年3月1日
発行所:フレーベル館
画:小林ゆき子
ええところ
発行日:2012年1月10日
発行所:学研マーケティング
画:ふるしょうようこ
「わたしのええところおしえて!」
って いうたら、
ともちゃんは
「えーっとなあ、えーっとなあ」
と ながいこと かんがえて・・・
「心が元気になる絵本」です。
2012年
「平成24年度埼玉県推奨図書」
2013年
「神奈川県夏のすいせん図書」
「新潟県優良図書」
2014年
「山田養蜂場みつばち文庫」
みずいろのマフラー
発行日:2011年11月10日
発行所:童心社
画:松成 真理子
ヨースケは、ちからが よわかった。
ヨースケは、はしるのが おそかった。
ヨースケは、さんすうが にがてだった。
ヨースケは、なんでも ぼくらのいうとおりにした。
でも ぼくらは、すごくわるいことをしているとは おもっていなかった・・・。
ヨースケは、いつも ぼくらと いっしょにいた。
これは、私が、ずっと絵本にしたいと思っていたお話です。
松成さんの絵が、心にしみます。
2012年
「第601回名古屋市選定図書」
えんまのはいしゃ
発行日:2011年11月1日
発行所:偕成社
画:二見 正直
「将棋ばかりして怠けていたな!」
いいかげんな治療をえんま様に怒られた <てんか一のはいしゃ>。
これは、ほらふき歯医者とえんま様や鬼たちとの愉快なお話です。
二見さんの絵も迫力があります。
11月8日(いい はの日)や6月4日(虫歯予防デー)には、とくにおすすめです。
2016年「第42回 福井県小学生読書感想文コンクール課題図書」
Amazonで購入ともだちやもんな、ぼくら
発行日:2011年5月17日
発行所:えほんの杜
画:福田 岩緒
夏休み、ラジオ体操の帰りにぼくらは、クヌギの木の枝にカブトムシを見つけた。「とろう!」マナブとぼくとヒデトシは、迷わずカブトムシをとることに決めた。
「こらあっ!なにをやっとるか!!」ぼくがカブトムシに手を伸ばしたそのとき、カミナリじいさんのカミナリがおちた。
(どないしよう,ここは カミナリじいさんの いえ だったんや)
「ともだち」についてかんがえるぼくら、そしてカミナリじいさんとのこと。
子どもたちの心の動きをたどった作品です。
2012年
「第3回ようちえん絵本大賞 大賞受賞」